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映画『薄暮』感想 6/29

あの『らき☆すた』『Wake Up, Girls!』の†監督†を務めた(過去形)山本寛監督の映画を観てきました。

 

以下ネタバレ注意。つまりこの記事を読めば映画館に行かなくてもシナリオがわかるということ。

 

舞台はいわき市

背景はとっても綺麗ですね。

 

「私はセーラーよりブレザーが好きだ」とかいう始まりでお?ってなった。

これ、もってけセーラー服へのアンチメッセージという説はありませんか? ないですかそうですか

 

ブレザーが可愛いからという理由で遠くの学校に通う高1の女の子が主人公。バイオリンを長いことやってるらしい。

 

学校からの帰り道、友達の誘いを断って見る夕焼けが好きという、まあありきたりな設定。

この映画の良さは多分背景の綺麗さなので、それをピックアップさせるのにも丁度いい設定ですよね。

薄暮というタイトルなだけに、夕方の景色(劇中では『緑色の空』と形容)がお気に入りみたいです。

 

学園祭の演奏に向けて、練習する主人公とその友達たち。

その友達(CV佐倉綾音さん)たちの会話が下ネタ多くてキツかった。ヤマカンらしいといえばらしい。

WUGのパンチラから何も反省していなくて笑顔。

 

その後、友達が「だよねーくさいよねー」というシーンがあってテンション上がった。

らき☆すたじゃねーか!!

ヤマカン〜〜〜〜。

超笑顔になってしまいました。すごいアピールだ……。

「視聴者、俺を見ろ!」って感じ。

ちゃんと届いてるよ、ヤマカン…………。

 

と、いきなり男のキャラが出てきます。帰りのバスで一緒になって気になるという定番の展開。

このキャラの声と演技が苦手だった。

彼は美術部らしく、主人公お気に入りのこの景色を絵にしたいんだそう。

そんなこんなで2人は仲良くなります。知ってた。

 

彼といい感じになったことを友達に知られるシーンがあるんですが、そこで片山実波と久海菜々美にそっくりなモブキャラが出てきて超笑顔。

著作権的にいいのか(?)。

 

しかし彼のスケッチブックに初恋の人のスケッチがあるのを主人公が見てしまいます。

主人公は取り乱し、彼も気まずい雰囲気に。

こうして2人の関係はどうなるやら。

 

そして迎えた学園祭の日。

来るかどうかわからなかった彼ですか、ちゃんと演奏を見にきます。

演奏は見事成功。

 

演奏中は、止め絵止め絵アンド止め絵。

音楽に集中させるためにあえて止め絵にしたんだろうなあ。流石。演出のプロ。

 

その後、学校の屋上で2人は出会い、男が主人公の似顔絵を見せます。

主人公号泣。

 

知ってた〜〜〜〜。お約束展開。お約束たいそうかよ。

で、そのあと告白からのキスして終了。

EDの作詞は辛矢凡です。久しぶりに見たこの名前。笑顔。

スタッフロールが一番面白かった。

あらゆる役職にヤマカンの名前がある(監督演出絵コンテ撮影音響編集etc……)。

 

これで1300円かあ……ってなった。

「生理」とか「ヤリチン」とかいうワードを会話の中に使ってたり、被災地要素に必要性が感じられなかったり、思い悩むシーンでいきなり主人公がベッドの中で全裸になったりと、個人的にあまり好きではない演出が多く、視聴には困難を伴いました。

 

脚本は上のように、大したボリュームはなく、進行も緩慢ですが、所々の演出にヤマカンらしさが前面に出ているので、彼のことを好きな人なら楽しめると思います。

 

それにしてもマジでみにゃみとななみんみたいなキャラクターが出てきてビビった。嫌な役寄りで。笑う。許せねえよマジ……。

 

というわけでこの辺で。

ヤマカンはこれで引退らしいので、有終の美を飾れたのではないでしょうか。

良い映画だった(適当)。

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