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『どうにかなる日々』舞台挨拶 第2弾 感想 10/31

ユナイテッドシネマ豊洲 13:20の回に参加。

上映前より上映後の舞台挨拶の方が好きなのでこの回を選びました。

ネタバレとか気にしないで話してもらった方が嬉しい気がする。

 

出演は木戸衣吹さん、石原夏織さん、ファイルーズあいさん。

いや〜絶妙なキャスティングですね。全員好き。

 

ていうか鬼滅の刃の客多っ ビビる

 

それではいよいよ映画です。

以下に出てくるセリフはうろ覚えだけど大体合ってると思う。間違ってても怒らないでください。

 

開始の前に5分間の対談動画。

今回は2週目なので櫻井孝宏さんと山下誠一郎くんの対談です。

山下誠一郎くん、男性声優で唯一好き。なぜか好き。

対談の内容が結構ネタバレがあって、これ映画の前に流して良いのかなって思った。とりあえず本編にホモ要素があることはわかった。

 

櫻井「日常を描いた映画です。肩の力を抜いてみてください」

山下「青春の瑞々しさ、爽やかさを感じる作品だと思います。答えの見つからないものを見つけてくれて、それがみんなに伝播していってくれると嬉しいです」

 

ふむふむ。

まあ観るか〜くらいの気持ち。

それでは本編へ。

ポニーキャニオンの映画。映画館でこの社名久しぶりに見るかも。

 

 

!!!以下はネタバレを含みます。未視聴の方は下にある同様の赤字まで飛ばしてください!!!

 

 

本編

ショートストーリーのオムニバス作品でした。全4章。

それぞれのエピソードのタイトルがHappy、Go、Lucky、Daysでつなげると英語でどうにかなる日々になるってこと? 訳がこなれている。

 

・Ep.1

花澤香菜さんの声は脳に良いって科学的根拠があるらしいね。

「ファーストキスは女の子だった」とかいうセリフが第一声。

あっ……(察し)

 

レズでした。知ってた〜

開始5分でレズセックス。笑顔。

事前情報は全然入れないで観たんだけど、作者が作者だけに同性愛要素は入れてくるんだろうな〜と身構えてたので笑った。

 

共通の女の、高校時代の元カノと大学時代の元カノが共通の女の結婚式(相手は男)で出会ってレズセックスです。

「手出さないから〜笑」って言って連れ込んでキスするの笑う。なるほどこうやるのか……(適当)

 

その後2人は付き合って……どうなったかあまり覚えていない。

女性の同性愛にあまり興味がないことがバレてしまったな。

 

 

・Ep.2

各ストーリーに繋がりはないっぽい。

今度は高校(男子校)の先生が主人公。

卒業式の日、いきなり職員室に来た教え子に告白されます。

うーん、また同性愛。

でも性行為描写は今度はありませんでした。

というか告白して終わりでした。そのまま卒業する生徒。

一方先生は自らの性指向を自覚してしまったみたいですね……

 

そのまま何年か過ぎ、何組ものクラスを見送った先生。

ラストはなんかクラスのみんなを謝恩会に誘うという爽やかエンドでした。(?)

 

視聴解像度が低くてよくわからなかった。男性の同性愛にあまり興味ないことがバレてしまったな……

 

・Ep.3

小学生の男の子と女の子が、男の子の家で仲良く宿題をやっています。

同性愛じゃないっぽい!? やったぜ。

 

「じゃあ、私そろそろ帰るね」

「うん、バイバイ」

 

女の子が帰ると、なんと男の子の部屋の押し入れから金髪の女性が出てきて…………

 

僕「ぃやったあああああああ〜〜〜〜〜!」

 

思わず映画館でデカ声ガッツポーズを決めてしまいました。嘘。でも小さくガッツポーズはした。

理由を以下で説明。

 

どうやらこの金髪の女性(小夜子 cvファイルーズあい)は男の子(しんちゃん cv木戸衣吹)のいとこらしいです。

 

小夜子はビデオ(ん?)に出演したことで親に勘当(それってつまり……)され、しんちゃんの家に身を寄せているそうです。

しんちゃんの両親もそれは受け入れてるんだけど、しんちゃんは女の子(みかちゃん cv石原夏織)に小夜子を見られるのが嫌でみかちゃんが来ている間は押し入れに隠れるよう言っているみたいですね。

 

ちなみにそのビデオというのは……AVでした。やったぜ。 

小夜子「しんちゃんも見なよ〜」(しんちゃんの背中におっぱいを押し当てながら)

↑ここでめちゃくちゃ前傾姿勢になってしまった。

 

こういう属性好きなんですよね

 

しかも、そのあとみかちゃん

「見てみよっか、これ」と言ってビデオを再生したではありませんか!

 

想像以上の内容に呆然とするみかちゃん。目を逸らすしんちゃん。

 

その後もいろいろすごかった。

みかちゃん、いきなり服を脱ぎ出ししんちゃんに迫る! ちなみに小5ですよ。小5ですよ!?

しかししんちゃんはそれを拒絶。なぜならしんちゃんは実は小夜子のことが…………?

 

みたいな。

書ききれないね。

 

小夜子とかいうキャラマジで……マジで小夜子とかいう女はさ〜〜〜〜〜

みかちゃんとはもうやったの?」じゃあないんだよ。本当こいつは………! 

 

いや〜

この映画大信頼になっちゃった。

同性愛2連発で完全に寝てた僕への完璧な奇襲です。クリティカルヒット。ヤバイ。

 

感情すぎて最後までストーリー書けないので気になる人は観てください。

観て僕の気持ちにわかる〜ってなってくれ。(ならなくてもいい)

 

 

・Ep.4

まさかのLuckyの続き。やった〜〜〜〜

 

しんちゃんとみかちゃんは中2になっています。

学校でも話題のお似合いカップルになってるみたいですね。

 

なぜか小夜子のビデオがみかちゃんの家にあるのビビる。

毎日あのビデオを観てひとりで××するみかちゃん。えっちだ…………

 

(モノローグ)「あのビデオみたいにイけない。しんちゃんの手だと思えばイけるのかな……」じゃあないんだよ。

 

「お前の親戚AV出てるんだって?w」ってしんちゃんに絡んでた男子に対して、みかちゃん

「死んでよ」

って言うシーンも良かった。石原夏織の……声!

 

みかちゃんはしんちゃんの心に小夜子が残っていると思ってて、それが許せないみたいです。

最後に小夜子のビデオのテープを破棄して、小夜子のアホと日記に書きます。女の戦いって感じて良いですねえ。

 

で、ラストのあのセリフ、最後あれ絶対セックスしてますよね? カップルコンテストの賞品使ったってことはそういうことだよね?

 

中2かぁ……ってなった。

中2でするのって普通なんですか? 僕にはわかりません。

 

以下観終わった感想なんだけど……。

 

なんか、途中めちゃくちゃ興奮してしまったけど終わると「しんちゃんに比べて俺は……」となってしまって不意に泣きそうになった。

こういうタイプの泣ける映画は初めてだよ。

 

なんだろう、人生について考えてしまった。もはやリア充爆発しろとかそういうのを言う段階じゃないんだよね。

中学生でセックスするのか……とか冷静にアニメ観てる場合じゃないのでは? とかそういう感じのことを考えてしまってこの世の終わりみたいな顔になってた。

 

もし隣の人が僕の顔を見てたとしたら、この映画を観てる間で

真顔→ガッツポーズ→前傾→笑顔→泣き顔→絶望顔

という変遷を辿っているわけで、完全に躁鬱めいたヤベー奴だったと思う。マスクしてて良かった。

 

どんな映画か伝わったかな?

伝わらなくてもいいからとりあえずみんなに観てほしい。

 

 

舞台挨拶

さて、いよいよ舞台挨拶。

3人が登壇します。

この3人の出る話が好きなので今日来て良かった〜。

花澤香菜さんとかも声優としては好きだけど正直あの話の感想聞いてもな……ってなるし。

 

アニメキャラの印象を声優に投影してしまうタイプなので、ファイちゃんがいつもよりセクシーに見えたよね。正直

やっぱり上映後の回にして良かった。

 

進行は木戸ちゃんで、質問形式で進んでいきます。

質問形式だと感想に書きやすいから個人的に助かる。

なんかまとめるの難しいし結構内容覚えてたから以下にそのまま書いてみる。(フ=ファイルーズあい、石=石原夏織、木=木戸衣吹)

 

Q.映像を見て思ったことは?

フ…原作のキャラがそのまま出てきたような絵だなと思った。
石…bgmじゃなくて効果音・環境音だけになるシーンがあってそれが良かった。

 

Q.印象に残った自分のキャラのセリフは?
石…男子に言った「死んでよ」。重すぎてもダメだし軽すぎても心情に合わない。小学生の頃って女子がそういう感じがあったなって。
フ…「しんちゃんも見なよ〜」。普通小5に自分の出たアダルトビデオを見せる!?ってなる。でもパパも俺にも見せてよとか言ってるし小夜子もケロっとしてるし明るい家庭なんだなと。
木…想像で殴られるときの「うう〜」。ギャグっぽくなってしまって何回もリテイクした。


Q.自分のキャラにかけたい言葉は?
石…しんちゃんのどこが好きなの? しんちゃんは素敵だけど、あそこまで長く好きってことは何か強く惚れるものがあったんだなと。それを聞きたい(フ「そこが想像する楽しさがあるところだけど、もし聞けるなら聞いてみたいよね」)
フ…そのままの小夜子でいてくれ。しっかり自分というものを持っているのが言葉から伝わる。going my wayなのが素敵。あとビデオください
木…素直になりなよ。小夜子にちゃんと寂しいとかありがとうとか言わないとダメだよって。


Q.アフレコの思い出を聞かせてください。
石…感情を乗せすぎないこと、特に語尾に気をつけた。演技って語尾で決まると思うので。あと声を大きくしないで、抑揚を抑えめにした。

木…男の子役は初めてだった。他の声優さんの男の子声を聞いたりしていろいろ悩んだ。演技の幅が広がった気がする。

 

 

以上が質問の内容でした。

他はグッズ紹介とかお悩み解決とか。

 

3人とも好ましくて誰に視点を置けばいいのかわからなくなっちゃったよね。

でも60%くらいファイちゃん見てた気がする。

 

ファイルーズあいさん、話してると他の人の話を上手いことフォローしたりしてくれて、頭の回転早いなというのと優しい人なんだなというのが伝わる。

 

木戸ちゃん、男子役初めてなんですね。

言われてみると男子役思いつかない。

すごく上手かった。ああいう声もできるのか。やっぱり演技の上手い声優しか好きになれない。

 

あと演技の質問のところでは石原夏織さんがいちばんたくさん答えてた。演技に真剣な声優さん好きなんですよね。

 

この3人好きすぎ。Vulcannaaは木戸衣吹さん、ファイルーズあいさん、石原夏織さんを全力で応援しています。

 

声優さんをこのくらいの距離で生で見るの8ヶ月ぶりくらいだからすごく良かった。(D+JAMは席悪で遠かった)

完全に声優オタクの心取り戻した。

 

良い舞台挨拶だったね。

 

!!!以上、ネタバレでした!!!

 

 

いや……すごい映画でしたね。

実はギャグじゃない下ネタを恥じらいなくぶっこまれると引いてしまうタイプなんですけど、ここまで丁寧に描いてくれると良いものです。

やっぱり丹念な感情表現と筋の通ったストーリーだなと。

まあ正直前半はそうでもなかったけど……興味の問題だから仕方ない。

後半はすごく心動かされました。

 

志村貴子、同性愛しか書けないのかよ……ってしょんぼりしてたところに超々love模様を撃ち込まれたからめちゃくちゃ嬉しくなってしまった。

もしかしてこれが脚本の狙いだったりしますか?

 

人生について考えてるってさっき書いたけど、つまりこの映画は恋愛を描いた作品なわけで、そして恋愛って良いよねって結論なわけで、そう言われるとそうだねとなってしまうわけで、しかしながら一体俺は……となってしまった。

 

いや……僕だっていとこにエッチなお姉さん(cvファイルーズあい)がいて、さらに積極的な可愛い幼なじみ(cv石原夏織)がいれば多分恋愛の一つや二つ余裕でできたんだよな……

 

なんて黒い感情は冗談として、とにかく良い映画でした。感情がどれだけ動いたかでその映画の良さが測れる。

 

実は、「映画ってバトルシーンがアクロバティックで派手な爆発がドカーン、みたいな作品じゃないと楽しくなくない?」という固定観念があったのですが、この映画はそれを見事に打ち崩してくれました。

 

この固定観念があったせいで、舞台挨拶という誘因がなかったら多分観に行かなかったと思う。

放浪息子青い花も観たけどあまり響かなかったし。観ないまま残りの人生を終えるところだった。危ない。

舞台挨拶やってくれて良かった〜 

 

良質なアニメを摂取できたし、豊洲散歩して気分の良い土曜日でした。

 

 

 

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2020.10.31

 

追記……

スキマにあったので原作の漫画を読んでみた。

割と構図とかは原作と同じなんですね。少し手を加えてるところもあるけど、忠実なアニメ化だったみたいです。

でもなんかいきなり小夜子がいなくなって、え?これで終わり?ってなる。

この点については長尺をとったアニメは良い判断かも。

あと小夜子がおっぱいを背中に押し付けるシーンの表現が、漫画だと前からの描写しかないけどアニメは2カットくらい使って後ろからも描いていたのでそこも良かった。

エロ目線でしかこの作品観れません。本当にありがとうございました。