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2020春アニメ感想(25本)

【完走作品一覧】……平均5.5点

 

 

【総評】

今期はコロナの影響で延期や来クールへの移動が多く、結果25本という比較的少数の視聴にとどまった。総評としてはまあやや不作クールって感じかな。いくつか8〜9点のものはあったけど、10点満点の作品がないクールでした。…………と思っていたが、クールの最後にまとめて回収した別冊オリンピア・キュクロスが最高に面白かった。でもオリンピアキュクロスは2クール作品でまだ終番じゃないからまだ評価できないんだった。1話完結ものって終わったかどうかちゃんと確認しないといけなくて注意です。

放送前に期待していたのはlistenersでしたが、全然ダメでしたね…… 期待枠が当たることってあまりなくて、逆に全然注目してなかったアニメが面白いんですよね。あるある。

平均は5.5点と低めに。

(追記)ぷそ煮コミはまだ終わってなかった……すみません。1期が20話だったから早とちりしてしまった。まあ一話完結ショートアニメでここから大きく評価変わるわけじゃないしええやろ。

 

 

【各作品感想】

10点満点で評価+感想。50音順です。

 

アルテ……6点

キャラの顔は良い。でも絵描きになりたいって熱意に対しあまり共感できなかった。作中で幾度も言われていたけど、貴族の娘の道楽と言ってしまえばそれまでというのが全くその通りで、その動機付けの弱さ、説得力のなさが最後まで尾を引いてしまったかなという感想。カタリーナは可愛かったしキャラも良かったね。カタリーナはカワイーナ。なんと言っても声がM・A・Oさんだからな。

 

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… ……3点

まずキャストについて。メインキャラ群の幼少期は瀬戸麻沙美(大好き)、雨宮天(好き)、田村睦心(好き)、M・A・O(大好き)と完璧だったのに、成長して男性声優になってしまった。それはまあ仕方ないとして、代わりに加入してきた女性キャラのキャストの向いてなさ。岡咲美保(普通)、水瀬いのり(嫌い)、早見沙織(苦手)、和気あず未(普通)。どれも今人気の声優だけど、自分には向いてないな~ってなってしまった。岡咲美保さんについては転スラ(超苦手)のせいでマイナス評価補正がかかってるだけで声優としては好印象なんだけど。幼少期キャストが完璧すぎたのもあるが、そんなわけで3話以降あまり視聴モチベが湧かなかった。ストーリーに言及すると、主人公の性別を女にしただけのハーレムなろうアニメのテンプレといって感じ。なんでヒロインたちが主人公に惚れてるのかが雑だったし、途中現実世界の友達が出てくるけどあっさり見捨ててゲームの世界にコミットするのもそのシーンいる?となってしまった。所詮なろうなのにスマホ太郎みたいな評価を受けておらずに売れてるのがなんか嫌い。

 

俺の指で乱れろ。 閉店後二人きりのサロンで… ……7点

いつもの僧侶枠って感じ。顔の良い男女がイチャイチャする話嫌いじゃないからこれでいい。あまり指は使っていませんでしたね。

 

かくしごと ……4点

神谷浩史が長々と喋ってると物語シリーズ感が出る。内容はまあ虚無ギャグ。原作者の信者向けアニメって感じで好きではない。キャラデザが最後まで好きになれなかったなあ。特に感想はないので好きな人は好きそうというトートロジーで逃げさせていただく。

 

かぐや様は告らせたい? 天才たちの恋愛頭脳戦 ……7点

井伊野ミコとかいう新キャラ可愛いね……でも日高里菜さんはもっと可愛いキャラに声を当ててほしかった。内容は一期よりも下ネタ多めだった気がする。それはちょっと残念かな。原作がどうなのか知らないけど。あと石上(陰キャ)がかぐやから体育着借りたりしてるのを見ると腸が煮えくり返りそうになるから勘弁してほしい。そういうわけで一期よりは落ちて7点。まあえっちだったから良いんだけどね。早坂が赤面してるとエロイ!!ってなる。

 

神之塔 Tower of God ……8点

独特の絵柄と演出。ストーリーは結構王道なバトル物。女子キャラが結構可愛くて視聴容易。アナクが結構可愛くて、自分緑肌イケるのか?ってなった。話がたまに分からなくなったので原作を読んで補完したりしてた。最終盤で実はこれは夜の物語じゃなくてラヘルの物語だったのか~ってなって、その後さらにいや、これは二人の物語なんだって気づかされた時の感動。ラヘル、けっこうあくどい良いキャラしてましたね。最後は続編ありそうな感じ。はやく観たい。

 

啄木鳥探偵處 ……0点

つまらなかった。単純に啄木が性格悪くて観ててイライラする。10話だかで殴られたのはスカッとした。浅草十二階から落ちて死んでくれ。ついでに言うとキャラデザも嫌い。原修一不信頼です。

 

グレイプニル ……7点

無意味なグロ、陰惨な設定、あからさまなエロと青年誌の要素のみを詰め込んだようなアニメ。絵はとてもきれいだし動く。東山奈央ボイスで語られる赤裸々なセリフは正直言って最高にえっち。内容はまあふーんって感じ。でもところどころで笑えるシーンもあり、絵の力もあったアニメ。

 

ざしきわらしのタタミちゃん ……8点

井澤詩織さんの声の偉大さを感じる。あとEDも良い。ORESAMAの安定感。キャラは全然可愛くないし話もなんか下品でうわあってなるけど、そこまでの不快さはなくて見やすかった。良い点は最初の2つだけだけど特に減点要素もないので高評価になっている作品。短いっていうのは視聴のしやすさにおいて強みになりえる。

 

邪神ちゃんドロップキック' ……5点

俺たちの三浦裕太郎を返せよ……halcaではないだろ……そこ世間に迎合しちゃだめだろ……しかも曲微妙だし。内容も別に嫌いじゃないけど一期ほどの切れはないかな。キョンシー姉妹の声優がゆりねと併せてもろノンシュガーなの本当に腹立つ。キャスティングにマーケティングを感じさせるの本当に嫌いなんですよね。商売っ気をうまくコーティングするのがプロでしょう。キャラデザが可愛いからって調子に乗ってますよねえ。キャラデザは本当に可愛いと思う。

 

社長、バトルの時間です! ……9点

最初は平凡なソシャゲアニメと思ったら、なんとヒロインの魅力描写に長けた名作でした。ミネ子回で思わず泣いちゃったよ。かと思いきや最終盤にかけてはユトリアによる猛追。最終回で見事結ばれて(結ばれたと言っていいのか?)大団円。あんなに綺麗な終わり方なかなかできないですよ。毎週市ノ瀬加那さんの美声EDでしめやかに終われるのが良かった。最初はwって笑ってたOPも回を重ねるごとにだんだん愛おしくなってきた。ソシャゲが全然ダメなのも愛おしいし、ラブに包まれた作品でした。こういうのでいいんだよ。

 

白猫プロジェクト ZERO CHRONICLE ……1点

ダメofダメのお手本のようなソシャゲアニメ。話の展開が全く丁寧じゃないし戦闘も緩慢だしストーリーが意味不明だった。ゲームユーザーにのみ伝わるっていう方針ならそれでいいんじゃないですかね。僕は白猫やってないので終始首を傾げてました。ダメすぎ。OPは笑ったから1点加点してあげよう。

 

サクラ大戦 the Animation ……5点

クソダサロボ、王道の善悪二項対立、家族愛的友情による闇堕ちキャラの救出と教科書のようなアニメ。前時代的とも言えるが、それが良い悪いという問題ではなく、こういうのが好きな人たちは未だに市場に存在するということを感じた。フルCGになったのは旧作ファン的にはどうなんでしょうね。自分は旧作をよく知らないので普通にオリジナル作品として虚心坦懐に視聴しましたが、ストーリーが王道、悪くいえばありきたりなので途中から少し飽きちゃったかな。CGが苦手なのでキャラの顔で満足することもできなかったし。別に苦痛ではなかったけど、満足ってわけでもない。まあこんなもんかって感じ。可もなく不可もなくです。

 

球詠 ……5点

麻枝准!? こんなクソアニメで!?(Alchemy風) 作画はダメダメ。なのになぜかCGにする無謀さ。でもキャラデザは異様にムチムチしててなんかエロイ。僕は中村希ちゃんが好きです。EDでタピオカが出るのが謎。とりあえず「JK=タピオカ」っていう発想、おっさんのセンスなんだよな。

 

つぐもも ……6点

一期の頃は結構好きだった気がするんだけど冷静に桐葉の声好きじゃないな……ってなってしまった。観てる時は「ウヒョヒョw エッチだねえwwww」ってなるんだけど、終わってみると別に……ってなるタイプ。

 

波よ聞いてくれ ……4点

キャラの顔が悪い。登場人物もラジオ局の麻藤とか光雄とか不快な男性キャラが多くて厳しかった。ミナレも別に可愛くないし。女を捨ててる女性キャラ嫌いなんですよね。ただ、南波瑞穂(CV石見舞菜香)は普通に可愛かった。でもそれくらいしか加点要素はないかな。

 

八男って、それはないでしょう! ……7点

絵が面白すぎるし各話の切り方も謎。全ての演出もダメダメで笑ってしまった。マグロが食べたくなる(ならない)。OPのサビが良くわからないのも加点。八男だから8点にしようかと思ったけどそれは高すぎると思って7点。1本くらいはこういうアニメがあっても良い。笑えるし。

 

はてな☆イリュージョン ……8点

不安定な作画と放送延期と最終話未定というダメダメ製作が愛おしかった。OPの雰囲気は結構好き。いかんせん鈴木愛奈の声が果菜に合ってなくて全然集中できなかった。しかしキャラは可愛い。ストーリーは、まあ……w こんな感じかって思った。

 

BNA ビー・エヌ・エー ……5点

OPは良かった。でも野球回とか余計なつまらない話が多かったのに加え、問題解決に積極的なんだけどいまいち空回りするみちるに少しイライラしてしまった。あと世界観も別に惹かれなかった。トリガーの中途半端な世界観構築出ちゃったねって感じ。

 

ぷそ煮コミ おかわり ……7点

PSO2エピソードオラクルが終わってアニメロスになるみたらし、もしやクソアニメ愛好家か? OPが1期よりも良い。と思ったけどこれ同じ曲なのか。サビが良いってことね。第3話「キャストはエッチ!?」でエッチって連呼する田辺留依さんでムホホwってなった。あとドルチェさんに壁ドンされて頬を赤らめるみたらし可愛いね……

 

プランダラ ……9点

途中まではなんかイマイチハマれない作品だったけど、後半から最終盤にかけての戦いの強い動機付けと陽菜ちゃんの感情でどんどん引き込まれていった。学校編最大のハイライトともいえる陽菜ちゃんの子作り要求と、その見事な回収をした最終回。エロと感動と爽快感の高レベルな調和が見れたいい作品だった。読後感の良さ。

 

プリンセスコネクト! Re:Dive ……7点

キャルのキャラ付けが良いね。聖人のペコリーヌとママのコッコロの間で良い人すぎない、でも根は良い子のキャルの特異性をうまく描き出していたように思います。でも内容が結構ほのぼの日常もの偏重で、CM(「ミネルヴァの懲役」って何?)などを観ていつシリアスが来るんだとワクワクしていた僕(ゲーム未プレイ)は少しがっかりした。可愛ければ十分みたいな人は満足してるんだろうけど、今時可愛いだけのアニメはいくらでもあるしな〜ってなってしまった。かわいい帝国主義って感じが出すぎるとちょっと……ってなっちゃう

 

文豪とアルケミスト 審判の歯車 ……8点

史実の文豪の要素を盛り込んでいるところがモデルに誠実で好感が持てる。文学とは何か、文豪とはどうあるべきかという軸を巡る両サイドの立場が明快で理解しやすかったのも大きい。米騒動とか原作のネタも入っていてゲームファンへのサービスも両立されているなど、理想的なソシャゲアニメだと思う。特長としてはとにかく顔が良い。イケメンがしゃべってるだけで楽しい。文豪ネタも理解できるレベルのものなので理解できて(武者小路実篤新しき村=農業要素など)楽しかった。ストーリーも一貫しているし、太宰に檀一雄が助けに来る、芥川に太宰が助けに来るなどのわかりやすい見せ場があったのもGood。これくらいシンプルな方が良いかもしれない。あと音楽が良い。BGM(ゲームのメインテーマらしいですね)も良かったし、OPもEDも曲が強い。浦島坂田船のファンになって、いいか……?

 

 

本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでられません 第2部 ……1点

まったく感情がない。キャラの可愛くなさは前回に続き、家族の元を離れ神官になったことでなろう要素が強くなった。階級とかいう概念が登場して部下を持ったことでなろうお得意の奴隷解放ムーブに似た施しを与える展開になって真顔。計算機のくだりで笑った。

 

LISTENERS リスナーズ ……1点

カス。音楽オタクの独りよがりみたいなアニメ。ブサイクなキャラが適当に論争して音楽で騒いでドッカ~ン(笑)、なんやかんやで解決!みたいなアニメ。これ好きな人いんの? じんの才能も枯れたな。EDの打率の低さ。もう彼にはカゲプロの時のセンスは残っていないようです。唯一OPは良いと思った。というかOPが流れる告知PVのせいでめっちゃ期待してたのに……裏切られた気持ちだよ。放送時間深くて眠かった。最悪。OPでクラブみたいなダンスをキャラに踊らせるのやめろ。