Vulcannaa Amime Blog

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グループ接近イベントについての雑考【声優イベント】

ユニットお渡し会の反省として。

 

 

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ここでの「ユニットお渡し会」とは……

複数人のキャストが横に並び、その前を右または左から通り過ぎるように移動しながらお渡されるお渡し会。

各キャストごとの制限時間が存在する。制限時間がなくなると剥がされ、次のキャストに行かなくてはならない。

(追記)グループ接近イベントって言うらしいですね。

 

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ユニットお渡し会において、n人キャストがいたとする(n≧2)。この場合、n人全員に対して「あなたと話すためにイベントに来ました!!!」という状態であることは少ない。

 

つまり、「本命声優」がいるのだ。

 

しかし、この本命声優と話す前後に、他の声優とも話さなくてはいけない。

 

さて、ここでシミュレーションをしてみよう。

キャストの人数や本命声優の位置によっても変わるが、ここではシンプルに

 

・3人ユニット

・本命声優は1人

・本命声優は真ん中にいる。

・他の2人に対して必要最低限の知識は持っている(=話す話題は無いわけではない)

 

という状態を仮定しよう。

左から行くとして、

 

①本②

 

こんな感じ(※本=本命声優)

 

この場合、最初に会うキャストとの会話はまあまあ楽しい。なぜなら本命声優に会うワクワクがあるからだ。

しかし、最初の声優との会話は少しおざなりになる。

というのも、視界の端には次に控える本命声優の姿が見えるからである。

そしてその本命声優が既に前の客との会話を終え、待っている状態のことも多い。

というわけで、本命にはやる気持ちから適当接近を①にしてしまう。ここで既に心に傷を負う。

 

例え本命でない声優であろうと、いや声優に限らず嫌いではない人を悲しませるのは心が痛む。

もっと非情になれれば、本命でない声優に対して完全塩対応を貫けるような鉄面皮であればこんなことは思わないのだろうが、僕は自分で言うのもなんだが人が良く、さらに心が弱いのでそんなことはとてもできない。

少なくともその場ではできない。

 

八方美人的接近をしてしまい、それが達成できないと悲しくなる。イベントの満足度が下がる。自己肯定感もついでに下がる。

 

そんな感じ。泣ける。

 

さて、そんなわけで本命の声優の前にきました。

しかしどうだろう。

こちらが不慣れかつ知識の少ない①と話したことで、脳のメモリーと気力を少なからず消費している。

 

えーと、何を話したかったんだっけ。

まごつく間にも進む、スタッフのストップウォッチ。

ああ思い出した、前回のライブの感想を伝えたかったんだ。

「このあいだのライブ観ました!特にあの曲を歌っている時「時間でーす(肩ポンポン)」

 

このように、ソロお渡し会の時とは違ってスタートダッシュでつまずく。

お渡し会において1秒の遅れは命取りだ。

 

意気消沈。

そのテンションのままユニットお渡し会は後半戦へ。

③との会話。どうなると思う?

 

僕「どーも……」

③「こんにちは〜笑」

僕「えーと……○○観てます」

③「えーありがとう〜!!」

僕「応援してます……」

③「ありがとうね!」

僕「えーと……」

③「……」

僕「……」

(剥がし)

 

カス接近だ。

声優さんに申し訳ないと思わないのか。

こんなことをするためにイベントに来ているのだろうか。否。

声優さんとの会話を通して感動を、本質を得るために来ているのだ。

それがこんな…………応対してくれるキャストに悪いじゃないか。本当にごめんなさい………ダメなオタクでごめんなさい……

 

こうして心に傷を負う。

しかもこの一部始終は本命声優に見られている可能性が高いのである(自意識過剰)。

心はズタズタ。

 

いやいや、諦めちゃダメだ。

こんなこともあろうかと、お渡し会参加券をもう1枚確保しておいて良かった。

列に並ぶ。

 

次こそは本命声優との会話を成功させるぞ。

話題の再確認。よし。

会話の切り出し方OK。

②との会話をうまくまとめて、良い感じに切り上げて本命声優との時間を確保しよう。よし、イメージできた。

 

あ、列の先頭に来た。

行くぞ!!

 

 

またダメだった……

本命声優との会話を成功させられず、他のキャストには微妙な空気にさせてしまい……

話すこと思い浮かばないからってあんな雑な話題を振ってしまった……

そしてその微妙な感じは隣の本命声優に見られてる……

もういや……帰りたい…………

 

 

 

 

以上、ユニットお渡し会の状況を見てもらった。

無論これは最悪のケースだが、これに近いことが起きるのである。

というか僕はこのパターンで心を病むことが多々ある。

 

やっぱり本命声優以外との会話をテンプレ化して負担を減らし、本命声優にリソースを集中させるのが良いのだろうか。

でもそんな接近をしたら他のキャストに申し訳ない。

でも…………

 

思考が堂々巡りだ。

 

 

 

深く考えなくて良いよ。

接近は適当に行って適当に話すのが楽しい。

 

そう思っていた時代が僕にもありました。

でも、適当にヘラヘラ接近をして、あ〜楽しかったかわいかったで良いのだろうか?

 

接近イベントによって、打ち震えるような本質感情を得たことが誰にでもあるでしょう。

あ〜楽しかったではなく、この声優さんに出会えて良かった…………と感無量になれる経験を一度でもしてしまったオタクの皆さん。

接近に本質を見出したくありませんか。

 

というか本命声優との会話だけでも100点満点で成功させたい。

他のキャストとも最低70点くらいの会話を成功させたい。

これらの両立を図るのはわがままでしょうか…………

 

 

そんなことを考えています。

接近苦手すぎ。

今までずっと得意だったのにここ半年で急激に苦手になった。

 

 

ま、僕は好きな声優さんに会えるだけで幸せなのですが…………(心は泣いている)

 

終り