BLACKFOXの初日舞台挨拶に行ってきました。
結論から言うと超泣いちゃったし視聴後感情を得られる本質アニメーション映画でした。
絶対観てね。
注意! この記事にはネタバレが含まれます! 未視聴の方は下の赤字まで飛ばしてください!!
最初のシーン。
舞台挨拶で大地葉さんが行っていましたが、ここミスリードなんですよね。
幼少期の律花可愛い。
しかも普通に戦えるっていうね。強い。
そして次はパパの研究室でアニマルドローンと対面。
ここで、「マスター」ではなく「友達」であると言い律花と呼ばせるのも良い。
パパの友達の写真が不穏ですね……
すごく微笑ましいシーンから一転。
大学合格を報告するはずが、父と祖父を目の前で失う律花。
父と祖父の思い出のシーン。泣く律花。
ここで泣いてしまった。1回目。
幼少期ミアがチラリと映ります。
ローレン博士、悪役感がある。
でも本当の悪はあのスキンヘッドの方ですよね(後述)。
このシーンのカスミGJ過ぎ。
そして、律花は決意します。復讐するは我にあり。
石動律花の名前を捨て、名乗る名前は————。
ここでOPですよ。鳥肌。
後でも度々出てくるんですが、この作品、真に迫った演出というか、緊張感のあるシーンの魅せ方が上手いんですよね。
そういうシーンでは本当に息を止めてしまうような。
アルファベットが多くて、海外にも目を向けた作品っぽいですね。
アメリカっぽい街で、律花改めリリィは探偵の仕事を。
猫を探すシーンは良かったですね。
スパイアクションものでよく見るあのカギのついた糸を発射するやつ(伝わるかな)ですが、まさか引っかかった部分が破損するとは。
こういう在来の表現を超えてきているのも良いところだと思います。
メリッサ登場。
同居人とはまた曖昧な。
何か闇を感じます。
後でわかるのですが、僕の闇センサーは当たっていました。
父を襲撃し、研究技術を持ち去ったグラズヘイム社を調べる途中、リリィは白い髪の少女と出会います。
ミアの顔の良さ。
ガールミーツガール要素はとても大事(個人的嗜好)。
フェンス越しにチェスをするの最高に美しいシーンですよね。
この頃描かれる一連の激動に対応するかのごとく、日常を表したシーンです。
「チェス、お父さんに教えてもらったの。いつも手加減してくれないんだ」(セリフはうろ覚え)
のシーンは少しジンときた。
お父さんがまだ生きているような物言いで。
なんて健気な子なんだ……ってなってしまった。
ミアは父親から苦痛を伴う実験を強制されます。
ヘルシンキ宣言を無視している。
ひどい。
でもこういう違法研究所要素好きなんですよね。岡本倫要素ともいう。
そして物語は動き出します。
グラズヘイムに突入するリリィ。
目的はデータの奪還。
しかしリリィの前に立ちふさがったのはミアでした。
両者とも顔を覆っているのでお互いを認識できません。
戦いは一進一退。
ここのアクション本当にカッコよかった。
鉄柱で退路を断ち電撃を当てるところとか良かった。
最終的にリリィがミアを捉えます。
しかしトドメを刺すことに躊躇してしまうリリィ。
「おじいちゃん、力を貸して!」
のシーンな〜〜〜〜。
オボロが阻止します。人を殺して欲しくないと。
その後もミアを殺せません。結局家に連れて帰ってしまいます。
これについてリリィは「私が弱いから」と言います。
ここ2回目の泣いたところです。
この後家について日常パートなんですが、メリッサかわいいね……
でもメリッサの手が冷たいのは不穏ですよね。
アンドロイド的な?
無口キャラの「美味しい…!」要素があります。
ご飯が美味しそうな映画は名作。
「2人は友達?」というメリッサに対し、頑強に否定するリリィとミア。
ここニヤニヤしてしまいますね。超良いシーン。
この後、ミアが電話で父親と警察に行こうと言います。
それに対して受け入れる父。迎えに行くから居場所を教えてと言って。
一件落着と見えますが……。
いやいやミア何やってるんだという思いより、パパと分かり合えて良かったねとなってしまった。
泣いてる。
女の子3人の可愛らしい日常生活へ、兵器ロボが突入してきます。
機関砲弾をかわすリリィすげえってなる。
人気の無いところにロボを誘い出す2人。
「あんたにだけはきて欲しくなかった……」
協力はするけど、すぐにはミアを許せないリリィが人間らしくて良い。
ロボを撃破する時、おじいちゃんとの鬼ごっこで使ったギミックを駆使しているので燃えてしまった。
伏線回収で上がってしまうタイプなので。
ローレン博士が最後の敵。
お前もサイキッカーになったのか……。
ミアとローレンの戦いの間、リリィが誕生日メッセージを見ているところで泣ける。
BLACKFOX形態かっこよすぎ。
人を殺すのは強さではなく臆病ゆえに……
この作品のテーマって「人間の強さと弱さ」「友達とは」なのかなあって観てた。
この2つのテーマは最後まで一貫していたような気がしますね。(独自研究)
博士にトドメ刺したと見せかけてトドメ刺してない所で、流石に改心したかなと思ったけどしてなかった。
ミアを2回も裏切ったな……!
座席で忿怒でした。
首輪をつけられるミア。
ここからの1vs1ですよね。圧巻。
息止まってた。
洗脳されているキャラに対して名前を呼ぶ展開好きすぎる。
最後ミアがリリィに手を伸ばすシーンが本当に美しい。
あの絵が欲しい。
後日談で、ラスボスっぽいブラッドが出てきてて続きありそうってなった。
続き観たいですね……
以上、ネタバレです!
終わった後は舞台挨拶。
僕は最前右端だったので待機中の七瀬彩夏さんと目があって最高だった。
オーディションとかアフレコの話が聞けてよかった。
七瀬さんはリリィとミアのテープオーディションを受けたって言ってました。戸松さんはミアだけ? 大地さんはミアとメリッサのテープオーディションを受けたらしい。
アフレコは2回に分けて行われたそうで、1回目の時は七瀬さんが緊張していたそうですね。
というかオーディションは2年前、アフレコが1年前って凄い長い期間で作ってるんだなってなった。
大地さんが、メリッサは普段やらないような役だったけど、その分理想の女の子像を投影できたって言ってた。
戸松さんは感情を出すシーンは全力で叫んだって言ってた。良かった。
写真撮るときに狐の手にしてて可愛いってなった。
七瀬彩香さんは生で見たのは初めてだったけど可愛いですね。
良い舞台挨拶でした。
パンフレット一瞬で購入。
いやぁ、本当に良い映画でしたね。
2019年最高映画。
本質を得てしまった……。
2019.10.5
(追記)
特典はメリッサでした。かわヨだね。