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Wake Up, Girls! FINAL LIVE 想い出のパレード 感想 2019.3/8

こんなに泣いたのは初めてだった。

 
 
 
Wake Up, Girls! の最後のライブに参加してきました。
 
ツイッターのカウントダウンツイートの最後は真っ白な背景に並ぶWUGちゃん達。
 
広川恵一田中秀和神前暁只野菜摘という往年の楽曲陣がSSAに集結します。
 
今回はあえてソロで参加しました。あえてね。
 
チケットの席に行ったらカメラが置かれていて、別の席に案内されました。スタジアムの後ろの方の、通路を前にした2列目の席でした。やったぜ。
関係者っぽい人(ずっと座ってた大人の女性たち)が前にいました。
隣がガラガラだったので最高だなって思いました。
ライブ中盤から僕と同じように席替えチケットをもったオタクが来て狭くなりましたが。
 
始まるまで、変な汗は出るしソワソワするしで落ち着かなかった。
でも観客の僕ですらこんなに緊張してるなら、WUGちゃんはどれだけ緊張してるんだろうと思うといてもたってもいられず、ずっと立っていました。
いつもは静かにすわってるんだけどね。
 
丹下社長と松田さんのアナウンスでライブの幕が上がりました。
 
 
 
Wake Up, Girls!の大文字をバックに登場。
めっちゃカッコいい。
衣装は制服。
あああああああああああああああああ。
この時点でもう。ね。
 
最初の曲は『タチアガレ!』
Wake Up, Girls!」のコールでテンションMAXに。これは最後だと思ってたから意外でした(伏線)。
 
『16歳のアガペー』は名前を呼べるから好き。「俺もー!」も楽しいですよね。
 
次の『7 girls war』も意外だった。
この時点で気づきました。このライブ、メイン曲を惜しみなく投入してくる凄いライブだ。
そりゃあFINAL(まゆしぃの言葉を借りれば「エクストラステージ」ですか)だから当たり前ね。
よっぴーの「でもね一緒に流した涙は」のところ、初期っぽく歌ってくれたように思ったのは僕だけでしょうか。みにゃみ。
 
MCでWUGちゃん達の表情を見ると笑顔なんですよね。悲壮感のかけらも無い。
ここで僕は油断します。まさか自分の涙腺があんなことになるとも知らずに……
 
『ゆき模様 恋のもよう』はね、好き。
楽曲派の気持ちになる。
 
でも『素顔でkiss me』が来たから一瞬で楽曲派じゃなくなった。
紅く染まるSSA。カッコいい曲。劇中で売れなかった理由がわからない。
これを歌うときのキリッとした顔のななみんの良さ。
 
次の『恋で?愛で?暴君です!』で完全にオタクになった。
今書いてて思うけど全曲強すぎる。なんだこのユニット。神かな?
この曲のいいところはみゅーちゃんに命令される体験が出来ること。
 
そしたら次はトロッコです。キタキタw
しかもハジマルがながれて、!?!?ってなった。
キャラソンあんまりライブでやらないから嬉しい。
スキキライナイト…かやが好き………
 
めっちゃ近い。通路際万歳。
しかも最後は目の前の通路に7人が大集合してくれました。
無限レス。かやたんがまた可愛くなってる…。
WUGちゃん、どんどん洗練されますよね。
 
 
『ワグ・ズーズー』だあああああ!
じつは白鳥たちも、お池の中で必死漕いでいるんだよなあ…見えない努力。
 
そしてWUGちゃんねるですよ。ぺらじとコラボですって。素敵。
WUGちゃんねる、良いんですよね。好ましさ。
これだけでも続けてほしい。
 
これが結構短くてすぐ終わっちゃいました。
あとでwebで確認しなきゃ。
一番最初に泣きそうなのは満場一致でよっぴー。感情爆発野郎ってなんだよ。笑う。
今思ったけど結局誰が最初に泣いたのか確認できなかったな。
 
そしてライブに戻ります。
立ち上がる。
そして…………
 
「今日はWUGちゃんがPRINCESSだよー!」
 
あー。ヤバイってなった。語彙力喪失。
 
何度も書いてるけど僕は HIGAWARI PRINCESSが大好きです。
広川さんのピアノもダンスのステッキアクトも、誰かがプリンセスになるというコンセプトも全てが好き。
そして今日はみんながプリンセス。
みんなが「がんばったねのヒロイン」です。
 
この歌の途中から、急に歌詞が重く響いてきました。
 
 
がんばったねのヒロインに
舞台裏の勲章を
少し照れてる微笑みは
咲き誇る ばら色に
どんな小さな努力でも
プロフィールは嘘つかない
エアーのティアラがみえること
わかっている 私でいたい
 
そうだ 毎日がパーティだったらいいな
どんなドレスで行こう・・かぶらないでね
本気と ちょっとのお芝居
みんながいれば 刺激的で飽きない
(Royal Highness)

星座たちがめぐるように
主役だってかわるけど
明日の星もきらめいた
PRINCESSにHAYAGAWARI
Daily みんな輝ける
HIGAWARIのPRINCESSです
ちょっぴり成長してるかな?
しない子なんて どこにもいない
 
 
全てがWUGちゃんそのものなんです。
「そうだね、そうだね」って自分の中で反芻して、確かめて、噛みしめるように聴いていたら、気づけば涙が流れていました。
 
 
今日は 私がプリンセスです
 
 
「今日は」という言葉に、今日が終われば二度とこの歌を歌うWUGちゃんには会えないんだとはっきり理解しました。
今日限りのPRINCESS。今日限りのステージ。
頭ではわかっているつもりでもいまいち実感が湧かなかったことが、はっきりとした想いとなって溢れ出しました。
 
この後しばらく涙がとまらなかった、けど、しっかり目に焼き付けないといけないと思っていたので、頑張って顔を上げました。涙にライトが反射して眩しかった。
 
スキノスキルはダンスがかわいい。とくにサビの部分。
スキニサセルといって好きにさせる有言実行。
 
泣き終わったのはMCのまゆしい。
まゆしぃはカッコいい。本当にカッコいい。
あんな風に「声出せますか!!」って言われたらね。
 
「約束の地でみていて」
ここSSAで歌うために作られたような曲。2年越しの実現。
7 sensesを聴くために今日来た。
とてもじゃないがジャンプできる精神状態になかった。
 
でもそのあとは極上スマイル。
しんみりもしたけどこの曲だけは極上のスマイルなのです。
最後曲候補筆頭だったけどここでくるのはなるほどぴったりだと思いました。
全力を出し切った。
ロッコ来た気がする。
 
倒れるように着席。
I-1club、ランガちゃんのビデオメッセージが来ます。
やっぱりなんだかんだ言って僕は映画版までの4部作が好きだな。アニメとしては。
みんなWUGちゃんって呼ぶけどランガちゃんだけWUG「さん」って言うんですよね。かわいい。
 
 正直I-1とかは来るかなとも思ったけど、今日はWUGちゃん達の、7人のライブなので、メッセージで良かったかなと思いました。
でもI-1の皆さんも見に来ていたそうですね。
 
そして5周年の衣装で登場。可憐で爽やかなあの衣装が好き。
雪の雫は好き。落ち着いた曲なので終わった後に拍手です。
いったん会場がリセットされます。緩急でいうと緩。
 
 
アウトロが終わり、イントロが流れます。
…………
「Wake Up, Girls !」
 
 
セトリが天才のそれ。
倒れた。
 
やっぱり青春の影だなって。
 
そしてその勢いは止まりませんでした。
Beyond the Bottomサイリウムが白に代わる。SSAが白く染まる。
 
バックライトだけになり、WUGちゃんのシルエットが移った瞬間、震えた。
あの写真を残したかった。でも心に残せた。あの一瞬にWUGの良さの全部が詰まってた。
 
MCで「次の曲は物語です」と来た時に把握した。
海そしてシャッター通りの好きな部分は、「今ではもう使われていない電話番号」の部分。よっぴーのパートだった。
 
言葉の結晶が強すぎる。手が動かなくなる。棒立ち。
粛然とさせられるって言うんですか。鳥肌が立つ。
 
土曜日のフライト。
少女たちはいつの日にか 卒業していく
 
あんまりな歌詞だ……ぐっと来た。悲しい。でもこの時は泣いてなかった。
 
ここまでほぼノンストップでやってきました。
次で最後の新曲。
さようならのパレード
 
一番と二番の間の間奏だったかな、モニターに泣きそうなまゆしぃが映って、そこでもう駄目だった。耐えられなかった。
「私の歌は あかぬけなくて重たい」
ここもよっぴーだった。この歌詞もすごく重かった。
 
一度決壊するとこらえきれなくて、なにもできずに涙が流れていった。
鼻水の音がうるさくてもうしわけないなあって思ってた。
 
あっさりと終わっていました。Wake Up, Girlsと叫びました。
涙声で叫びました。
 
そしたら、すぐ出てきてくれました。しかも笑顔だったんです。衣装も楽し気なあの衣装で。
その時の僕の顔といったらなかったと思います。超笑顔でした。頬びちょびちょで。なんか嬉しかったんですよね。凄く嬉しかった。メタな話、アンコールは織り込み済みだったはずなのに、それでも嬉しかった。
それだけ新曲4曲の印象が強かったんでしょうね。
 
SHIFTは一番上がる。でも二番後の間奏パートがいつもより静かだった気がする。ななみん。
 
その後地下鉄ラビリンスでトロッコ。ほんとあの席で良かった。
WUGちゃん達の顔、一生忘れません。
 
TUNAGOを歌う前、かやたんが話しました。東北への想い。
僕も東北出身なので、やはりWUGには東北を忘れないでいてほしいと常々思ってきました。まあそれは全くの杞憂で、彼女たちが東北を常に想い、どれだけ大切におもってきてくれたかというのは皆さんもよく知っていると思います。
感謝してもし切れません。
 
歌詞がモニターに映るんです。
 
胸のなかの器にいれるもの
この出会いが そのひとつだといいな
 
この歌詞が本当にWUGちゃん達の心の叫びに聞こえて、沈痛な面持ちになってしまいました。
これからもつながってる……よね?
 
Wアンコール。これはちゃんとできた。
登場したらPolaris衣装でここでか~ってなった。
 
でも歌の前にとてつもないものがあったんです。
 
手紙を書いてきていました。みんなちょっと照れてる。
 
みゅーちゃんのあれはもう耐えられなかった。
ありがとうってこっちが言いたい。本当にもう今これを書いているときに思い出すだけで泣ける。泣いてる。
あれはズルいですよ。
泣かせる声なんだな。涙声。泣いた。過呼吸になるかと思った。
 
ななみんは、ななみんらしいマイペースだった。でもマイペースって言葉だけで表すにはあまりにも言葉が陳腐で足りなくて。
手紙を持つ手がとても震えていたのを見ました。声はあんなに明るいのに。
「ワグナーさんの手紙は、スケールが大きいですね」の言い方がもう。あれ手紙だしたワグナー死んだでしょ。
「徳島の田舎っこだった私は、こんな風になったけど、今も本質は変わってません」
僕の前に座っていた人がここで涙を拭いていたからもしかして親御さんだったのかもしれません。
 
みにゃみ。
ほかのメンバーが戦友だって言ったのは彼女でした。
解散が決まった日に人生で一番泣いたといった言葉に嘘はないと確信できます。
でも、「もっと私の声を届けたい」って言っていました。
過去を悲しむだけでなく、未来にも想いを届けようとしていたことを覚えています。
 
まゆしぃ。
最初の方はWUGのセンターとして、いつものカッコいい調子で話していたけど、途中から少し崩れてきて、こっちまで……。
歌が最初苦手で嫌だったという事実。そして今は歌うことも踊ることも大好きで、それが武器になっているという。
人生にとって大きな6年間だったって言っていました。
 
あいちゃんが読む前によっぴーがなんかやって、それでちょっと場が和んだ気がする。
あいちゃんはインタビューでも度々言っていて、ここでも言っていたけど、自分に自信がなかったそうです。何度も言っているから本当にそうなんだなって。
でも何年後かに必ずWUGはすごかったって評価されるって言ってて、それはやはり自分にも自信が持てたからなんじゃないかなって。
Like a Sakura.
 
かやたんは、飾らないで本気の自分をさらけ出しているというのがよく伝わってくる手紙で感動しました。でも食事には行ってくれ(笑)。ほかのメンバーに今まで絶対言わなかっただろうなってことを言っていて、ほろりと来ましたよね。ジョギング中に迷子になったよっぴーで笑う。
でもかやたんは菊間夏夜というキャラクターとのハイパーリンクに最も悩んだ一人であり、ライブの時に自分(奥野香耶)を出せるようになったのが2017年になってからと語っていたくらいですから、そこまでの葛藤を思うと、最後の「菊間へ」の部分は間違いなく会場の誰より菊間夏夜その人へ伝えたかったんだろうなあと、感動もひとしおでした。
 
そして最後にリーダーのよっぴー。笑っているようで誰より泣いていました。
「ずっと一緒にいるのが当たりまえだと思っていました。だって家族だし」
ここでした。泣く。
七瀬佳乃ちゃん単推し。
本当によっぴーがリーダーで良かったってみんな思ったでしょう。僕もそうです。
 
 
私事ですが、このブログを書く時間の80%はこの手紙の部分に費やされています。
内容を思い出しているのと(ツイッターで検索すれば早いけどほかの人の言葉に当時の感情を上書きされたくない)、内容を思い出すだけで泣いてて筆が進まないからです。
だから公開が遅くなった。
ほんとは次の日の朝くらいには出す予定だったのに。
 
 
そんなボロボロな感情でも、Polarisのイントロは容赦なく流れます。
するとWUGちゃん達は涙を拭き、ステージに立ちました。
その姿に凛とした、荘厳さというか、なにかある種崇高なものを感じたのを覚えています。
 
Polarisの作詞はWake Up, Girlsです。
最後にこの曲を持ってきてくれたことに感謝しました。
 
歌い終わり、挨拶をして、ありがとうの声に包まれて7人は退場していきました。
 
からのTアンコールはすごい。驚いた。
会場の照明がつけられます。歌う曲は7人の原点。
 
一番最初に歌った曲です。
 
「Wake Up, Girl !!!!!!!」
 
「灰になる準備はできていますか!」

さっきまでの空気と一変。
涙で頬が濡れていても、誰もが輝く笑顔でした。
 

 この瞬間が永遠に続くような気がしました。



どれだけ傷ついても譲れないものがある
聴いて 聴いて 必死に歌うから
嗤われてもいい 負けはしない
 
「タチアガレ!」
 
 
 
終わった後、右、左、真ん中の席に挨拶をするWUGちゃん達。
 
「ありがとうございました」
そう言って、7人の乗ったステージが下降します。
 
「Wake Up, Girls!」の声が響く中、7人の姿が隠れていきました。
 
「W」の手が見えなくなるまで、そのあとも彼女たちの名前を呼び続けました。
 
 
そして、Wake Up, Girls!のファイナルライブは今度こそ終演しました。
 
終わった直後、僕は何も考えられませんでした。
全部、涙でながれたような気分でした。
 
実際、まだ信じられません。
だって、僕のスマホにはWUGちゃんの曲が入っていて、流せば歌声が聞こえるんです。
さいたま新都心駅の広告には、揃いの衣装を着た7人のアイドルがいるんです。
 
帰宅してリュックを見ると、つけていたリボンチャームが外れていました。
リボンが破損し、SSAに落としてきてしまったようです。
 
それを見た時、喪失感が目に見える形で突き付けられたような気がして、どうにもこらえきれなくなって目頭が熱くなりました。
 
 
 
記憶はだんだん薄れるものだけど、忘れたくない想い出は、強く思えばずっと心に残していけると思います。
僕は2019年3月8日を風化させたくありません。
だからこの記事を書いています。
 
 
なくなってしまったものは多いけど、今までWUGちゃんから貰ったものはもっと多いと信じているから。
 
それではまた。今までで最高のライブでした。
 WUGちゃん、6年間お疲れ様でした。
 
 
がんばったねのヒロインに
舞台裏の勲章を
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2019.3.8