Pripara Friendship Tour プロミス!リズム!パラダイス!が始まりましたね。それに関しては感想記事を書きましたが、とても良いライブでした。
それはそうと少し前、テレビをつけていたらiRisの若井友希さんが出ているではありませんか。
カラオケ番組に出ていました。
歌上手いな〜って思いながら観てたらネットサイン会の生放送も始まっていてそちらにも出ていらっしゃいましたね。
乙女は忙しい。
突然ですが、iRis、好きなんですよね。
全員可愛いし、曲強いし、ツイッターもラジオもやってるし、話も面白いし。嫌いな要素皆無って感じです。完璧。
でもだからこそ、あまり現場に行かないようにしてるし、ラジオも毎回は聴かないようにしています。
なぜかというと、これが冒頭のプリパラに絡んでくるんですね。
プリパラが始まったのは2014年です。僕が声優イベントに行き始めたのは2016年頃からです。
プリパラを観始めたとき、iRisのことはよく知りませんでした。Prizzmyと同じ感じで捉えていました(笑)。
あくまでsolami smileとdressing pafeのキャラの声優で、OPも歌ってる、くらいの存在でした。
プリパラが好きだったのでiRisに対して悪い印象はありませんでしたが、特段好きだとは思っていませんでした。正確にはあまり意識していませんでした。早い話が無知だったんですね。
それが良かったんです。プリパラという世界に飛び込んで、ありのままの世界を楽しむことができたからです。
他の楽しみ方ももちろんあるでしょうが、僕はそうして楽しんだという"過去"が、確かに存在し、それが僕の人格の一部となっているわけです。
事態が急転するのは僕が上京してからのことです。東京に住んでいると、ちょっとしたイベントにも行けてしまうようになるんですね。
それまでイベントというとライブかラジオイベントだと思っていた僕は、リリイベやお渡し会といった小規模接近イベントを知りました。
また、そこまで熱狂的に好きではないけど興味あるな、みたいなライブにも気軽に行けるようになりました。
そうした過程でiRisに関わる機会が増えていきました。ツイッターも注視するようになりました。自撮りが可愛い。最近は動画も上げてくれるようになりました。ブックマークはiRisだらけです。
でも、僕はあくまでプリパラのファンであるという自負がありましたし、好きな声優が出てるからって観てるような人とは一線を画しているという気概がありましたから、iRisのファンになるわけにはいかないと自分を戒めていました。
なのでツイッターやラジオも意図的に見る頻度を減らしていたわけです。この時点で相当拗らせているなと思っていました。
そうしたせめぎ合いのなか、迎えたプリパラ&プリチャンAUTUMN in 中野サンプラザ。
事件が起きます。
スキスキセンサーで久保田未夢さんが登場した時、「えもちゃん~!」ではなくみゆたんと叫びそうになったんですね。あの疑問形っぽい発音で。ハッとしました。
俺はいつからキャラではなく声優を愛するようになったんだと。えもちゃんのスキスキセンサーを見にきたんだろうと。
しかしそれを許さないほど、ガールズエールキラッとコーデは久保田さんに似合っていました。まさに可愛さの化身でした。(気になる人は「スキスキセンサー楽しすぎた顔」で検索。)
困ってしまいます。
iRisが好きって言いたい。その言葉は喉まできてるんですよね。
わぐりすらんも「いや、別にWUGちゃんを見にきただけだし!」とか言って参加してきたし(WUGは前々から好きだった)、リリイベも行こうか行くまいか迷って迷って自分の思想を死守し、他のイベントを入れることで回避してきた程ですから。
しかしながら、iRisを好きと言い切ってしまうと、中の人を気にせず純粋にプリパラを楽しみ、別の世界には必ずプリパラが実在すると信じ、キャラに恋したあの3年9ヶ月を裏切ってしまうようで。
プリパラという思い出は僕の中で半ば神聖化されているのかもしれません。その神聖性を侵さないよう、過去の自分を裏切らないようにと何かを恐れている気がします。
iRisイベントに極力行かないようにしていると述べました。特に接近系は一回も行ったことがありません。チェキを撮ったら最後、声優さんを好きになってしまう気がするからです。それほどの力がiRisにはあると思います。
3次元は2次元よりも僕に近い(当たり前)ので、惹きこむ力もそれ相応に強いのです。
そうしたら僕はプリチャンをプリパラの時のように観ることができなくなるでしょう。すなわち、声優目当てで観てしまうでしょう。それだけに留まらず、プリパラの記憶もそのように改竄されてしまうかもしれません。
自分のことながら、そんな程度の思い出なのかという突っ込みが入ります。
しかし声優さんに対して好きになってしまうということは、それほどの破壊力を持ったことなのです。
プリパラ・プリチャンを見ながら、「ここの○○(声優名)の声がいいんだよ〜w」と言っている自分の姿がリアルに想像できるのです。なぜなら他のアニメではそうすることも少なくないからです。
でもプリティーシリーズ、特にプリパラは真剣に向き合いたいんです。他のアニメとは違うんです。
両方に真剣というのは難しいです。もしiRisのファンになったら、多分そっちに傾くと思います。
そんなことしたららぁらが、みれぃが、そふぃが、シオンが、ドロシーが、レオナが悲しむぞと過去の自分が警告してくるようです。
ああどうして僕は東京の大学に進学してしまったのか。どうしてiRisはイベントを無限にうつのか。どうして同じエイベックスのWUG・RGRと違って個人ツイッターを持っているのか。あらゆる偶然が重なって、それらは全て鎖のように僕を絞め付けます。
プリパラのツアーが始まりました。ライブに行くたびに、声優さんは僕の近くで歌います。
目を瞑ればキャラクターを感じます。ステージの後ろの画面には往年のコーデを纏ったアイドルのライブ映像が。
しかし目を開けるとそこには声優さんが?キャラクターが?どちらに見えるかは自分次第です。
今までは迷うことなくプリパラアイドルが見えていました。
しかし今では衣装を纏った声優さんに見えるかどうかの瀬戸際です。この恐怖感が常に僕を苛みます。
現在はライブの後にプリパラのBDを長時間観ることでなんとか2次元へと魂を近づけています。
でももうそろそろ3次元側の攻勢に耐えきれません。僕の心は決壊寸前です。
iRisファンの方、また反対に声優に興味のない方はこの記事を読んで何言ってるんだこの異常者はと思うかもしれません。僕もどうして何よりも好きな作品にこんな思いを抱いているのかわかりません。
「別に両方好きで良いじゃん」
そう言う人もいるでしょう。
それが出来ればどれだけ良いか。
なぜかわからないけど、声優さんに熱を上げながらその外側(キャラクター)を見つめるということがなかなかできないのですよね………。
普通はできるものなの?
というより普通に声優という人たちが好きなので、声優側に寄りがちなのかもしれない。
ともかく解決には並大抵でない思考と時間が必要だと思います。
でもこの問題が解決した時、僕は何かを得られる代わりに何かを失うでしょう。それともただ失うだけかもしれない。
もしそうなら、このまま解決しなくてもいいかなあなんて思ったりもします……。
ふざけたような書き方になってしまいましたが、割と本気で悩んでいます。
あまり悩みのない人生を送ってきた僕ですが(まだ若いし)、人生で結構上位に入るくらい深く、長い期間悩んでいます。
絶対無いと思うけど、もしこのブログを見たiRisさんがツイッターなりなんなりで一言「iRisファンになっちゃえ」とでも言ってくれればあっさり屈して解決すると思う……。それでいいのか。適当。
最後に1つ言いたいことは、こんなに苦しんでいるけど、iRisを含め、プリパラのキャストはあれがベストキャスティングだということです。あれがプリパラです。そう思う心に偽りはありません。
長くなったのでこの辺で。これからも見えない何かと思想戦を続けていきます。
(2.19追記)
アクセス数が普段の100倍以上になっててめっちゃ驚いてる。なんで?
こんな自己言及的な記事を多くの人が見ているという事実に震える。
(3.16追記)
iRisが全然プリパラのライブに来ないから、僕の中でプリパラ=iRisの紐帯が切れてこの問題もうやむやになりつつある。
(4.16追記)
「『プリパラキャラがほかの曲を歌っている』と考えればiRisのライブに行ってもいいのでは?」と友人に言われ、ハッとした。コペルニクス的転回。
これで心置きなくiRisのライブに行けるね!!!!!!!解決。
ご覧いただいたみなさんありがとうございました。
(6/1追記)
上記の理論を得て、iRisライブに行く理論的根拠(免罪符)を得たわけですが、この理論に納得していない自分を感じます。このもやもやは4/28プリパラFST最終日で顕在化しました。
そして迎えた今日(iRisツアー最終日)、僕は知り合いからのチケット譲渡を断りました。
やっぱり僕にはiRisを受け入れる余裕はありません…………。
というかプリパラのキャラが他の曲歌うってなんだよ。冷静におかしくない?
(9/11追記)
よく考えると、別にiRisじゃないな…………てなった。冷静に
みきわめ期間終了。
解散。
悩んでたのが全部無駄だったと思うと悲しくなるね……